4月22日（金）〜24日（日）、モンゴル・ウランバートルで開催される、リオデジャネイロ・オリンピック『世界予選第1戦』に、ブシロードクラブ・山口剛選手がフリースタイル97kg級に出場します！

　3月19日にカザフスタンで行われた『アジア予選』では、2位以内に入ればリオ五輪出場権獲得だったのですが、いきなり初戦でキルギスの強豪選手と当たり、3位という結果に終わってしまった山口剛選手（キルギスの選手は優勝）。

　負けはしたもののキルギスの選手と互角の試合を繰り広げ、試合後には「常に前に出る姿勢と技を出すという面ではしっかり成果が出せたと思います。パワーもスタミナも全然負けていませんし、あとは勝負どころの強さ。実力は付いてきているので、次のモンゴル（世界予選第1戦）では、より攻撃的で、アグレッシブに行けるような練習をしていきたい」と語っていました。

　今大会、山口選手の階級には世界から約20カ国が集結して上位3枠の出場権を懸けて争います。試合へ向けて激しい練習を続ける山口選手に直撃インタビューを敢行しました！

■山口「自分のプレーが出せるよう攻める姿勢で臨みます！」

——モンゴルでの世界予選まであと20日ほどですね。カザフスタンでの『アジア予選』を終えたばかりですが、今回はどんな意気込みで臨みますか？

山口　今回は相手の選手のことよりも、自分の攻めるスタイルをどこまで出せるかだと思ってます。もちろん相手の研究はしますが、自分の得意技の片足タックルとか、その連携のハイクラッチとか、投げ技だとか、自分の得意な技だけをどんどん出して点数を獲ることが大事だと思います。相手のことは考えすぎずに、自分のプレーが出せるように攻める姿勢で臨むことが今回の課題ですね。

——カザフスタンでの『アジア予選』では、一回戦からいきなり優勝者に敗れるも互角の試合（1-1）ができましたよね。

山口　はい、（世界のトップ選手と互角に）やれるところまで間違いなく来ているので、カザフスタンの試合は大きな自信になりました。さらにそこで自分のブレーが出せたらまた結果は変わっていたと思うので、自信を持ってやっていきたいです。昨年9月の『世界選手権』より良くなってきたと思ってます。

——あの時はやはり緊張していた？

山口　緊張してましたね。でも今回も試合前日は具合が悪くなるくらい緊張してましたけど…笑。

——場数を踏むことで、緊張が力に変わるようになってきたのでは？

山口　そうですね、いろんな人から「頑張って！」って言葉をもらえることが凄く嬉しくて、力をもらってます。あとはもう試合になったら開き直るしかないです！笑